透明な白

何もない日にケーキを食べるくらいの贅沢がちょうどいい

今のわたし

わたしが眠っている間にも世の中は進む

 

誰かが笑って

誰かが泣いて

誰かが怒って

 

そんなことが

わたしが眠っている間にも起こっている

 

だからその間

わたしは世の中から取り残されている

そんな そんな

気分になる

 

青々として高くまで広がる空は悲しい

曇りのわたしのこころを置き去りにして

空は青く広がっていく

置いてけぼりにしていくんだ

わたしのことを

 

あの友だちは

雨の日のなか亡くなった

雨の降る空を登ったんだね

 

あの友だちは

晴れの日のなか亡くなった

太陽が輝く空を登ったんだね

 

2人の大切な友だちは

いなくなった

 

今のわたし

 

大丈夫 大丈夫

そう言い聞かせて

笑っていよう

 

今のわたし

 

大丈夫 大丈夫

 

そんな今も世の中は進む

 

怖い